【京王杯スプリングC展望】距離が伸びてもレッドファルクス
【京王杯スプリングC展望】距離が伸びてもレッドファルクス (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
◆第62回京王杯スプリングC・G2(13日・芝1400メートル、東京競馬場)
第62回京王杯スプリングC・G2が5月13日、東京競馬場の芝1400メートルの舞台で行われる。
前走の高松宮記念は3着だったレッドファルクス(牡6歳、美浦・尾関知人厩舎)は、3走前のスプリンターズS制覇を含め、ここ4戦、芝の1200メートルに投入されている。ただ1400メートルでは4勝(芝1勝、ダート3勝)を挙げており、本質的に距離が合わないということはなさそう。長い直線を一気に伸びるシーンがイメージできる。
昨年の覇者サトノアラジン(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)は昨秋、スワンSを勝って臨んだマイルCSで1番人気に推されて5着、香港マイルも7着だったが、展開などかみ合った時に見せる瞬発力はG1レベル。今年初戦は再びG1戦線へ向かっていけるかどうか、注目の一戦となりそう。
前走のダービー卿CT2、3着キャンベルジュニア(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)、グランシルク(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎)が続く。キャンベルジュニアは勝ち馬ロジチャリスに体を併せたところで、差し返されたが、大きな走りをする馬で、3戦2勝、2着1回の東京コースに替わるのは魅力。グランシルクも安定して鋭い末脚を繰り出しており、展開がはまれば、この相手でも。
トーキングドラム(牡7歳、美浦・斎藤誠厩舎)はここ2戦、阪急杯優勝、G1・高松宮記念6着と高いレベルで安定。力差はない。
重賞2勝のロサギガンティア(牡6歳、美浦・藤沢和雄厩舎)、近走充実のブラヴィッシモ(牡5歳、栗東・須貝尚介厩舎)の突っ込みに注意したい。(大上 賢一郎)
安田記念の前哨戦。
レッドファルクスがG1馬の意地を見せて勝つのか?
サトノアラジンが巻き返しを図るのか?
本番より1ハロン短い距離なだけに、紛れもあると考えると、悩ましいレースである。