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ダービー最多勝武豊とデムーロが語る。「今年の牡馬はすごくレベルが高い」

ダービー最多勝武豊とデムーロが語る。「今年の牡馬はすごくレベルが高い」 (Number Web) - Yahoo!ニュース

 

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 Number927号「日本ダービー特集」で行われた武豊騎手とM・デムーロ騎手の対談。そこで大きな話題になったのが「今年のクラシック牡馬たちの実力について」だった。

 “今年の3歳牝馬は、空前のハイレベル”

 “一方で牡馬はやや小粒な印象が拭えず”

 2017年の競馬シーズンが始まった頃、スポーツ紙各紙には、そんなフレーズが躍っていた。

 ファンディーナ、ソウルスターリング、アドマイヤミヤビら強力な牝馬勢が群雄割拠の様相を呈する一方で、今年の3歳牡馬は強豪ぞろいだった昨年と比べ、実力は大したことはない――シーズン当初はファンの間でもそんな風潮ができつつあった。

夕暮れの鴨川沿いで語られた“真の実力”。

 だが、そんな牝馬の代表としてファンディーナが挑んだ4月の皐月賞は、松山弘平騎手が騎乗したアルアインが勝利。平成生まれジョッキーとして初のJRA・GI制覇となった。

 単勝1番人気に推されるなど期待されたファンディーナは7着。アルアインの勝ち時計1分57秒8は、レースレコードで制した昨年のディーマジェスティの記録を0秒1更新。'15年の中山金杯ラブリーデイがマークしたコースレコードと肩を並べ「牡馬が弱い」という世間の評判が間違いだったことを、結果で証明して見せたのだ。

 その結果が示す通り、歴代最多5度のダービー制覇の経験を持つ日本の至宝と、4度の騎乗で2度のダービー戴冠を誇るイタリアの名手も、ともに「今年の牡馬は弱くない」と口をそろえた。

 夕暮れの鴨川沿いのイタリア料理店で、2人の辣腕ジョッキーからは、今年の3歳牡馬の“真の実力”が語られていた。

「今年のオトコ馬はすごくレベルが高い」(デムーロ

 武豊 今年のダービーはどの馬が、一番人気になるかわからない。

 デムーロ 今年のオトコ馬はすごくレベルが高いよ。春まではソウルスターリングやファンディーナがいて「牝馬が強い」と言われていたけど、違います。僕が皐月賞ペルシアンナイトに乗った時も、出走していた全部の馬にチャンスがあった。

 武豊 確かに今年の牡馬は粒ぞろい。勝ったアルアインのタイムも皐月賞レコードだったしね。

 「小粒」ではなく「粒ぞろい」という今季の3歳牡馬。百戦錬磨のジョッキーには、その実力がよく分かっているようだった。

 一方で、数あるGIレースの中でも、やはり“ダービー”は別物。その雰囲気の中で走れるかどうかは、実力馬にとっても大きな問題なのだという。

「ダービーはやっぱり、どこの国でも特別」(武豊

 武豊 ダービーはやっぱり、どこの国でも特別だね。アメリカもケンタッキーダービーはすごいし、フランスもジョッキークラブ賞は特別だしね。

 デムーロ 僕はドイツダービーも乗ったことがあるけど、すごいですよ。やっぱりダービーはドイツでもダービーでした。

 東京(競馬場)の特徴としては、最後の直線が長い。直線に行ったときはまだ600mあるから。だから3コーナーは皆、行きたがらないね。

 武豊 ダービーはみんな勝ちたいからだね。若いジョッキーなんかは仕掛けが早いよね。時々、「もう来るの?」ということがある。直線、600mあるのに! 

 デムーロ でも、今年のダービーは難しいね。みんなにチャンスがある。

 武豊 しかもレベルは低くないし。お客さんにはぜひ、競馬場で見てほしいですよね。絶対、何年、何十年か経った時に「あの年のダービーを競馬場で見た」ことがきっといい思い出になるはずだから。まだ競馬場に行ったことのない人は、ダービーでデビューするのが良いと思う。それぐらい特別なレースだし、後になってすごくその日を覚えているはず。

 デムーロ そうそう。僕も全部覚えていますね。スタートもスタンド前ですごく声が聞こえてくる。「デムーロ!」って(笑)。すごいね、あれは。手拍子も日本だけだしね! 

 名ジョッキー2人も期待する今年の3歳牡馬たち。その本当の実力は、今年で84度目を迎える、日本競馬界最高峰の大舞台でこそ見られるかもしれない。

 その見所と2人の対談の全文は、Number927号「日本ダービー特集」でご覧ください。

(「Number Ex」別府響(Number編集部) = 文)

 

今年の牡馬はすぐくレベルが高いと語ると語る武豊デムーロ

混戦の時は、レベルが高いとはあまり聞かない部分もあるが、

この対談をみて思い出したのが、1997年である。

この時は、小島太氏がレベルが強いという話をしていた。

実際には、クラッシック戦線にはなかなか難しかったが、

サイレンスズカやタイキシャトルシルクジャスティス等がいた。

今年はその年に匹敵するかどうかは分からないが、長く注目していきたい。

 

 


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