【日本ダービー】ルメール騎手、ペリエに並んだ3週連続G1制覇
【日本ダービー】ルメール騎手、ペリエに並んだ3週連続G1制覇 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
◆第84回日本ダービー・G1(28日、芝2400メートル、東京競馬場、良)
第84回日本ダービー・G1が28日、東京競馬場で行われ、レイデオロが2014年生まれの7015頭の頂点に立った。藤沢和雄調教師(65)=美浦=は19頭目の挑戦で初の栄冠をつかんだ。騎乗したクリストフ・ルメール騎手(38)=栗東・フリー=はヴィクトリアマイルからのG1・3連勝で、ダービージョッキーに輝いた。先週のオークス(ソウルスターリング)も同コンビで勝っており、同じ調教師と騎手が同一年のオークスとダービーを制するのは、1973年以来、44年ぶりの快挙となった。
右手の拳を何度も突き上げた。人さし指を立て天を仰ぐルメール。7015頭の頂点に立ったレイデオロとともに、日本に新たな“ダービージョッキー”が誕生した。
「フランスでダービーを勝ちましたが、別の国でもダービージョッキーになれました。日本はセカンドカントリー(第二の祖国)。すごく、すごくうれしいです」。母国では09年にオークス(スタセリタ)とダービー(ルアーヴル)を制覇。JRAに移籍した15年はサトノクラウンで3着、昨年はサトノダイヤモンドで鼻差の2着に泣いたが、「馬も違うし、調教師も違う。ベストを尽くすだけ」と3回目の挑戦で栄冠をつかんだ。
スタートしてペースが遅いとみると、1000メートル通過を前に勝負に出た。14番手から一気に2番手へ。12万人のスタンドがどよめくが、冷静そのもの。「距離をこなせる自信があったので動いて行った」。直線残り100メートルで、逃げるマイスタイルをかわして先頭に。「馬がリラックスして、とても気持ちよかった。ファンの声が聞こえてすごくハイテンションになりました」。たたき合いとなったスワーヴリチャードを3/4馬身差で退けた。
ヴィクトリアマイル(アドマイヤリード)、オークスに続く3週連続G1制覇は01年(マイルCS・ゼンノエルシド→ジャパンC・ジャングルポケット→阪神JF・タムロチェリー)のペリエ騎手以来、2人目。75年以来となる同一年のオークス&ダービー制覇と、記録ずくめのV。尊敬する藤沢和調教師と抱き合い、「素晴らしいトレーナーにダービーをプレゼントできてよかった」と喜びを分かち合った。
デビューから手綱を執り続けるレイデオロと皐月賞5着からの逆襲。「3歳で2400メートルを走るのはとても難しいこと。こなせて自信を持った。とても強くて素晴らしい馬。日本でも海外でも大きなレースを勝ってほしい」。第84代日本ダービー馬の今後に大きな期待を寄せた。(石野 静香)
もちろん、勝てる可能性が高く、4週連続もあり得るだろう。
となれば、1か月ルメールジョッキーがG1を勝ち続ける事になる。