【目黒記念】名手ルメール騎乗で差し切りVのフェイムゲーム 去勢効果でさらなる進化
【目黒記念】名手ルメール騎乗で差し切りVのフェイムゲーム 去勢効果でさらなる進化 (東スポWeb) - Yahoo!ニュース
28日の東京最終12R・GII目黒記念(芝2500メートル)は、ダービージョッキーのルメールに導かれた8番人気フェイムゲーム(セン7・宗像)が優勝。一昨年のGIIIダイヤモンドS以来となる5度目の重賞制覇となった。
これがノッている男の勢いなのか。またもルメールだ――。
向正面で進出する機敏さを見せたダービーとは一転、道中は中団の外めでフェイムゲームを“待機”させたルメール。そのままスムーズに直線まで誘導し、ラスト400メートルからエンジン全開。まさに計ったかのようにゴール直前で1番人気のヴォルシェーブを差し切った。
「この馬はいっぱいスタミナがあるので、今日のような速いペースでスタミナの生きるレースはちょうどよかった。最後は他の馬をかわす自信がありましたよ」と涼しい顔で振り返った名手。それでも同日重賞2勝の快挙には「フランスでは珍しくないですが、日本では同じ日に重賞が2つあるのは特別な日ですからね。本当にうれしい」。
昨年末(GIIホープフルS・レイデオロ→GI有馬記念・サトノダイヤモンド)に達成しているが、さしもの名手も喜びを隠さなかった。
一方、宗像調教師は「スタミナがあるし、昨夏に去勢して、だいぶ体のバランスが整ってきたところだったので」と勝因を分析。「次は宝塚記念? いや、いろんな選択肢があるので…」と指揮官は明言を避けたが、去勢効果でさらなる進化を遂げた感のある7歳馬。
今後もその動向には注意を払いたい。
ルメールデーとなった今年のダービーデー
8番人気の7歳馬を勝たせてしまうのであるから、もう脱帽でしかない。
フェイムゲームが去勢効果で馬が良くなったとはいえ、そう簡単に重賞は勝てるものではない。