【かしわ記念】コパノリッキーG1・9勝目 “ユタカマジック”で復活
【かしわ記念】コパノリッキーG1・9勝目 “ユタカマジック”で復活 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
「かしわ記念・Jpn1」(5日、船橋)
2番人気のコパノリッキーが、道中6番手のポジションから直線で豪快に差し切って快勝。2014、16年に続いてかしわ記念V3を決めて、G1・9勝目を挙げた。2馬身差の2着は5番人気インカンテーション、3着は3番人気モーニン。1番人気のベストウォーリアは4着に敗れた。
コパノリッキーが得意の舞台で鮮やかな復活劇だ。ドラマの始まりはスタートの場面から。ゲートを伸び上がるように出てしまい、全くダッシュがつかず6番手からの追走となった。
場内からは悲鳴にも似たどよめきが起こったが、「スタートが悪ければこの形も想定していました」と武豊は冷静沈着にレースを運ぶ。折り合いに専念して直線で外に持ち出すと、左ムチの連打でゴーサイン。残り150メートルで先頭を立ち、後続を突き放してフィニッシュ。上がり3Fはメンバー最速の38秒0。ユタカも思わず右手でガッツポーズをつくったほど、会心の騎乗だった。
「3年前にも差す形で勝っているし、前が引っ張ってくれていい流れだなと思った。つかみどころのない馬ですけど、久々にらしさを見せてくれましたね」と大声援に応えてユタカスマイルも全開。昨年に続いて天皇賞・春、かしわ記念とゴールデンウイークのビッグレースを独り占めだ。
5日は小林祥晃オーナーの70回目の誕生日。黄色のスーツで決めた同オーナーは「スタートが決まらずヒヤヒヤでしたけどね。今後は帝王賞(6月28日・大井)、南部杯(10月9日・盛岡)を勝ち、夢のG1・11勝の日本新記録を目指します」と宣言。復活を遂げたコパノリッキーのチャレンジはこれからも続く。
スタートが出遅れた形でも豊マジックで見事な勝利。
2年連続で天皇賞とかしわ記念の連続勝利でゴールデンウイークは豊ウィークである。
それに、小林祥晃オーナーが70回目の誕生日とはめでたい事ずくしである。
G1・11勝の日本新記録に期待したい。